デザインフォントより汎用性の高い高品質フォントをまず手に入れようの会
皆さんごきげんよう。まいまいです。この記事では私の思想を広める記事を書いていきます(笑)
動画作成において必要なものは沢山ありますが、その中の一つにフォントがあります。
このブログを閲覧してくれる音MAD作者の皆さんは、無料が大好きでしょうから、フリーフォントを探す旅に出たことのある人は多いでしょう。
Twitterで「おすすめフォント一覧!」みたいなツイートがよく共有される事もその証左だと思っています。
しかし、そういったツイートで紹介される”おすすめフォント”は大抵がデザイン性の強い癖強フォントだったりします。
デザインフォントは、一見おしゃれ/かわいい/かっこいいだったりで動画のクオリティを上げてくれるように思えますが、個々のフォントに注目すると意外と使用頻度は高くなりません。
使用頻度が高くないフォントを、オススメ記事に従ってあれもこれもとインストールしていくと、Windowsシステムにも負荷をかけることに繋がりかねません。フォント制作の最王手のモリサワによると、Windowsにインストールするフォントの数は1300程度、容量2GB程度を上限にすると良いそうです。(参考)
上限を1300を目安に、と考えると多く聞こえますが、あれこれインストールしていくと意外とそのくらいは行ってしまいます。
導入できるフォント数に(実質)上限があると考えると、フォントを探す上で真っ先に探すものは、デザインフォントではなくもっと汎用性の高いフォントだと考えるわけです。
そこで、この記事ではフォントそのものの個性的なデザイン性よりも実用面に着目したおすすめフォント特集を行いたいと思います。
紹介するフォントの選定条件は以下の通り
- 可能な限りフリーフォントであること
- 所謂デザインフォントではなく、利用シーンが多いもの
- 太字と細字、だけでなくウェイト(フォントの字の太さ)が多いもの
- 日本語対応である程度の水準の漢字に対応しているもの
- ゴシック体と明朝体を対象とする
話は逸れますが、とにかく沢山フォントをインストールしたい!という欲張りさんは、フォント管理ソフトを使って必要なフォントを使うときにON・OFF切り替えて使うといいと思います。
それでは紹介していきます。
目次
Noto Sans(源ノ角ゴシック), Noto Serif(源ノ明朝)
Noto Sans CJK及びNoto Serif CJKは、GoogleとAdobeが共同開発したフォントで、Adobe側では源ノ角ゴシック/源ノ明朝と呼ばれます。両者は基本的には同じものなので、この記事ではNotoの呼称で統一します。
Notoシリーズの特徴は、以下の通りです。
- フォントで対応している文字が多い
- 癖のない書体
- 7種類のウェイト
- フリーフォント
とりあえず入れておいて損のないフォントだと思います。
ダウンロードは↑のリンクから、Download Familyボタンを押すことで保存できます。
Noto Sansの場合、保存したZIPを解凍すると画像のようにすべてのウェイトが収録されたフォントと、ウェイトごとにファイルが分けられてたstaticフォルダが入っています。
staticフォルダに入っているフォントをインストールしても、VariableフォントをインストールしてもAviutl上では同様に使うことが出来ます[要検証]。バリアブルフォントに対応しているソフトを持っている方はバリアブルフォント版を使うと良いんじゃないでしょうか?
ちなみにSerif版だけ若干ウェイト数が少ないです。バリアブルフォント使えれば問題ないんでしょうがね…
M PLUSフォント
M+ FONTSは、Coji Morishitaによって開発されたゴシック体のフォントです。複数のパターンがあるので、この記事では一部を紹介します。この書体が気に入ったら別Verも見に行くと良いと思います。
このフォントは「曲線と直線の調和」のあるデザインのフォントで、Noto Sansと比べポップな印象が得られます。また、太いウェイトではよりガッシリとした印象があります。
一方、M PLUS 1に関してはひらがなの字体は曲線成分が強く、若干癖のある書体となっています。M PLUS 1pではこの丸みは抑えられているので個人的にはこちらの方が好みです。
上で画像を載せて紹介した書体の他にも、M PLUS2やプログラミング用フォントとしてのM PLUS 1 Codeも用意されています。
このフォントもGoogleFontsで公開されているので、NotoFontsと同様に導入できます。
また、この書体では丸ゴシック体のM PLUS Rounded 1cも有るのが良い点です。
Zenフォント
ZENフォントは、大平善道によってデザインされたフォント群で、特に可読性に重きをおいて開発されています。ZEN角ゴシックNew(ゴシック体)、ZENオールド明朝(明朝体)の他にもZEN丸ゴシックやZEN紅道(手書き系書体)などの複数の書体で構成されています。
この記事で紹介するのは、ZEN角ゴシックNewとZENオールド明朝です。
どちらもシンプルで読みやすい書体になっています。
尚、ZENフォントシリーズはNotoFontsと比較すると若干ウェイト数は少なくなっています。オールド明朝も細いウェイトは存在しない模様。細い字体を使いたい場合は別のフォントの利用が必要です。
このフォントもGoogleFontsで公開されているので、NotoFontsと同様に導入できます。
游ゴシック, 游明朝体
Windowsに標準でインストールされている書体です。シンプル。
標準でインストールされているウェイトは3種類、製品版を購入すると少し多くなります。
その他のいい感じフォント
IBM Plex Sans JP(ゴシック体)
ヒラギノ角ゴ/ヒラギノ明朝 (有料)
筑紫ゴシック/筑紫明朝
まとめ
紹介は以上です。これらのフォントを使って良い動画を作りましょう。ノシ
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